最強の執筆環境を考えるシリーズ。
今回は、文章(小説・ブログなど)の執筆に適したノートPCの選び方をご紹介していきます。
Contents
執筆用ノートPCを選ぶ時に重視するポイント
①キータッチ
まず、「執筆用」という用途を考えた時に、キーボードの打ちやすさは一番大事です。
なにせ、「文章を入力するため」に買うのですから。
もし、あなたが文章を書こうとしているのに、キーボードにこだわっていないのだとしたら、本当に損をしています。キーボードの打ちやすさで生産性はまったく変わってくるからです。
そして、キーの打ちやすさの大前提となるのが、キータッチです。
軽やかだけど、確かなクリック感があるモデルを選ぶようにしましょう。
②キーの大きさ
キーボードの打ちやすさを支えるもう一つの要素が「キーの大きさ」です。
キータッチがいくら良好でも、キーが小さければ、快適に執筆をすることはできません。
キーの大きさはPCの大きさに比例するので、
11インチクラスは避けて、12インチ~13.3インチのモデルを選ぶようにしましょう。
※サブ機として割り切るならば11インチクラスを購入するのも可です。
③ストレージはSSDかeMMC(HDDは絶対に不可)
キータッチの次に重要になってくるのが、スペック。
執筆用と割り切るのであれば、メモリはそこまでこだわる必要はありませんが、
ストレージには絶対にこだわりましょう。
ストレージがHDD(ハードディスク・ドライブ)のものは絶対に選んではいけません。
ストレージがHDDだと、起動が遅いからです。
執筆用であることを考えると、「執筆しよう」と思った瞬間に執筆を開始できなければいけません。
しかし、ストレージがHDDだと、起動に数分かかってしまいます。
「書こう」という意思が一番強い数分を、ノートPCの起動を待つ意味のない時間に奪われてしまます。
「書こうと思ったときにすぐ書けるように」ストレージはできれば、SSD、最低でもeMMCを選びましょう。
また、HDDには起動の遅さ以外にも「壊れやすい」のでモバイルに向かないのも大きなデメリットです。
④重さは1.3kg以下
モバイル性能も執筆用の「ノートパソコン」を選ぶのであれば重要です。
(そもそもモバイルしないならば、ノートPCを買うより、デスクトップを買った方がいいですよね)
重たいPCを買って、持ち歩くのが億劫になってしまったら、機会損失が大きい。
文章語るもの、常にPCは携帯して、ちょっとしたスキマ時間を見つけて執筆できるようにするべきです。
そこで「持ち歩くのが億劫にならない」ように軽いモデルを選ぶべきです。
目安は1.3kg。これを上回るPCは絶対に買ってはいけません。
「持ち歩くのが億劫にならない」という意味では、1kgを切るものが望ましいですが、
しかし1kgを切ると、他の何か(キーの打ちやすさ等)が犠牲になることも多いので、
自分が重視するポイントによって機種を選びましょう。
⑤薄さも備わっていればベター
モバイル性能と言う意味では、薄さも重要。
しかし、マストではありません。
毎週旅行に出かけるのでとにかく荷物を減らしたい、といったことでなければ、
最低限、1.8センチ以下位であれば、問題ないかと思います。
⑥指紋認証・顔認証があると尚良し
「思いついたときにすぐに書ける」を実現する意味では、指紋認証や顔認証などもあるとよいでしょう。
私は指紋認証しか使ったことがありませんが、便利すぎて本当にはかどります。
しかし、これらは高価格の製品にしかついていないので、予算がない人は諦めるしかありません。
こればかりは予算次第です。
⑦OSはなんでもいい
最近Macbookを購入して小説一本分くらい文章を書いてみましたが、
特にWindowsとiOS(Mac)、どちらが優れているということはないなと感じました。
現状、WindowsとiOS(Mac)、どっちが絶対にいい、というような差はありません。
しいてMacの優位性を上げるなら、「ライブ変換」の機能は慣れるとかなり便利。
簡単に言うと、いちいち変換キーを押さなくても変換してくれる機能で、
精度もかなり良いので、重宝しています。
が、今この原稿はWindowsで書いていますが、ライブ変換がないからと言って、さほど不便ということもないです。
なので興味があれば、程度に思っていただければ。
予算別おすすめの機種
(予算4万円)mouse MB11ESV
予算四万円以下ということであれば、こちらのマウスのPCがオススメ。
本当に、執筆目的という意味では、超コスパがいいノートPCです。
動画編集やゲームをすると言った重たい作業には向かないですし、ストレージが64GBしかないので、写真屋音楽データの管理などにも向きません。
しかし、ストレージがeMMCのため、起動が速く、軽い作業をするならば、快適に動作します。
しかも、なんとこの値段のPCでは珍しく指紋認証付き。「書きたいと思った次の瞬間」に書き出すことができます。
執筆専用マシンと思えば、これほどコスパのいい機種はありません。
(予算15万)macbook 12インチ
10万円以上予算が出せる人には、macbookの12インチモデルがおすすめ。
「衝撃的に軽くて薄い」ので、持ち運びが楽で、喫茶店などに持って行きたくなる端末です。
詳しいレビューは↓にあります。
ちなみに、macbook airの新型もありますが、
13インチクラスはWindowsのモデルが豊富なので、同じスペック・重さ・薄さのモデルが、もっと安い値段で購入できます。なのでブランド料金を払って購入する価値はないと思っています。
(予算20万)thinkpad x1 carbon
ハッキリ言います。
thinkpadを超える執筆用マシンはありません。
唯一無二の執筆用パソコンといえます。
とにかく一度触ってみればわかるのですが、thinkpadのキーボードは他のノートPCとはまったく違います。
メカニカルキーボードのようなスイッチ感はありませんが、
しっとりとして、長時間打っていても疲れない、独特なキータッチが本当に素晴らしい。
thinkpadを使いだして一年ほどになりますが、これほどキータッチが素晴らしいノートPCは他に見つかりません。
また、指紋認証を搭載しているのも見逃せません。
というのも、「書こう」と思ったときに、すぐに書き始められるというのは、執筆用マシンとして極めて重要な点だからです(指紋認証になれると、パスワードをキーボードで入力するなんて、ばかばかしすぎて話にならないと思うようになります)。
そして、各種ポートをそろえ、これだけうち心地のいいキーボードを搭載しながらも、重さは1.13kg。
モバイル性能も兼ね備えています。自宅でも出先でもガシガシ執筆できる素晴らしいマシンです。
とにもかくにも、お金が払えるならば、thinkpad x1 carbonを購入するべきです。
確かに安い買い物ではありませんが、絶対にストレスなく使えます。
□まとめ
私は総合的に考えて、thinkpadかmacbook(12インチ)をお勧めしますが、
重たい作業はやらずに執筆専用マシンとして割り切って考えることができるという方はeMMC搭載のinspiron11をオススメします。
ということで、執筆用にオススメのノートPC紹介でした。
こんにちは。過去の記事にコメント失礼いたします。
蝶番が壊れたままのノートパソコンを買い替える必要に迫られており、ほぼ執筆しかしないので
天川様の記事が大変参考になりました。
PCがとても苦手で、恐縮ですが、質問させていただけますでしょうか?
ご紹介のmouse MB11ESV、お値段4万円台の商品は「オフィスなし」となっております。
私は、原稿は昔オーガイ、今ワードで執筆しておりますので、ワードを使う場合は「オフィスあり」を購入する必要がありますでしょうか。
また、天川様がご執筆される際に、ワードをお使いになられないのであれば、もしかしたら今はもっと良いものがあるのかしら?
お忙しいところ恐れ入りますが、教えていただけたら、とても喜びます。
だいたいのことはスマホでできますし、家族もそれぞれ端末やノートPCを持っているので「家の外で快適に執筆」だけできればよく、できれば壊れにくいものを探しております……。
今まで使ったノートPCは、デル(会社で使い慣れていたから)、国内メーカの薄くて軽くてすぐ壊れるもの←二回修理して今ココ です。
買い替えの際の、データ移行やセットやノートンの何やらがとってもストレスです(>_<)
コメントありがとうございます!
読んでいただけて少しでもお役に立てたようで嬉しい限りです。
まずオフィスについてですが、
オフィスなしのモデルを購入した場合は、別途オフィスを購入する必要はあります。
ただ、個人で使用するなら、
マイクロソフトのワードは不要では?と言うのが個人的な意見です。
執筆なら無料配布されているオープンオフィスで十分です。
オープンオフィスは、ワード形式で保存もできますしね。
オフィスありのパソコンを買うなら、オフィスなしの上位モデル(macbookやthinkpad)の方がいいと思います。
長く使いたいならは、やはりmacbookはおすすめですね。
と言うのも、メモリはSSD,ドライブなしなので、物理的な衝撃で壊れるものが入っていないからです。
OS的にも動作が重くなりにくいですので、長く使えます。
ただし、キーボードの打ち心地は好みが別れると思うので、店頭で一度試し打ちした方がいいと思います。
また、やはりthinkpadは何と言ってもビジネスでガシガシ使うことを想定しているので、
堅固性はピカイチです。
記事であげているx1 carbonは流石に高いと思うので、下位モデルもおすすめです。
もちろん、下位モデルはちょっと重たいですが……それでも持ち運べないほどではないです。
何か追加で疑問がありましたら、いつでもご相談ください!