最近、文房具好きの中で注目を集めるロイヒトトゥルム・モレスキンなどの高級ハードカバーノート。特にロイヒトトゥルムはバレットジャーナルの流行とともに人気が上がってきています。
しかし、憧れのノートを購入したものの、どうやって活用していいかわからない……という方も多いと思います。
そこで、今日は私なりの「高級なノートの使い方」をご紹介しようと思います。
なお、今回紹介するノート術は、ロイヒトトゥルム・モレスキン・ロディアなど、高級なノートであればどの種類でも使えますが、代表して私が使っているロイヒトトゥルムで紹介していきます。
Contents
ロイヒトトゥルムは目標達成のための最強のツールになる。
私はロイヒトトゥルムを「目標達成(習慣化)のためのツール」として活用しています。
ロイヒトトゥルムに目標を書き、
それが実際に達成できたかを記録し、
なぜできたか・できなかったかを分析する、という具合です
つまり、PDCAサイクルを回すための道具です。
こう書くと、「いやいや、わざわざ高級なノート使う意味あんの??」というツッコミを受けそうですが、
実はロイヒトトゥルムだからこそ、目標管理ツールに適している理由がありますので、まずはそれを説明します。
どうして「100円のノート」ではダメなのか?
私はロイヒトトゥルムこそ、最強の目標管理ツールだと感じています。
「いやいや、別に100円のノートでよくね??」
と思うかもしれません。
でも、私は断言します。
100円のノートじゃ絶対ダメなんです。
それはなぜかというと、ロイヒトトゥルムには二つの特徴があるからです。
①値段が高い
②存在感がある。
この二つが本当に大事で、絶対に100円ノートでは得られない効果をもたらすんです。
では、それぞれがどのような効果をもたらすか書いていきます。
①値段が高い→書くことが「契約」になる
皆さんもロイヒトトゥルムはノートとしては超高級品です。
でも「目標を達成するツール」として使うには、高級品のほうがいいのです。
というのも、高級品を使うことで自分自身を鼓舞することができるからです。
これについては、ミニマリストの佐々木典士さんの著書、『ぼくたちは習慣で、できている』の記述が参考になります。
何かを始める時に「安いもので慣れてから」という考え方もあるし、それも間違ってはいないと思う。しかし、ある程度の金額をかけると、それをやらずに放置することが自分に対しての「罰則」になる。やらないことで払った金額が思い浮かぶからだ。少しいいものにすると、素材やデザインもよかったりして、手に取ろうかという気にさせてくれる。
例えば「早起きしたい」という目標があるとします。
それを、チラシの裏に書くのと、一冊3000円するノートに書くのとでは、本気度が全く変わってくきます。
安いノートに書くことと言うのは、その書いたことがらさえも安いものになってしまう。
「契約書」を書くとき、チラシのうらに書いたりしないですよね?
きっと高級紙を使って、そこに印紙を貼るはずです。
別に、チラシの裏に書いたっていいわけですが、実際にはそうはしません。
それがなんとなくの「予定」ではなく、ちゃんとした「契約」であると示すためです。
それと同じことで、ロイヒトトゥルムに目標を書くということは、
「努力目標」ではなく、自分との「契約」レベルにまでなるわけです。
だから目標を書きだすなら、100円のノートではなく、3000円のノートの方が絶対に良いのです。
②存在感がある→書きたくなる魔力。
物理的に存在感があるというのも、100円のノートでは得られない効果。
ロイヒトトゥルムは確かに高級なノートですが、
それゆえ、100円のノートと比べると、圧倒的な存在感があります。
左はいわゆる「ダイスキン」(モレスキンを模倣したダイソー商品)の一番大きいサイズ。
右がロイヒトトゥルムです。
同じハードカバータイプでも、100円のノートとはまったく存在感が違うとわかるはず。
この存在感が極めて大事。
存在感があるから、ロイヒトトゥルムには「何かを書きたくなる魔力」を感じるんです。
100円のノートでは「何かを書きたい」なんて思いませんが、
ロイヒトトゥルムを持つと、「せっかくだからここに何かを書き込みたい」と思ってしまうわけです。
だから、目標管理が続く。
結果的に、目標も達成できるというわけです。
具体的なロイヒトトゥルムの使い方
PDCAを回すために使うといいましたが、私のやり方は超シンプル。
①目標を書く
②それを振り返る
③後で役に立つ成功体験・失敗体験があれば書く。
これだけ。
①目標を書く
私はこんな感じで、その週の行動目標を書き込んでいます。
個人的にポイントだなと思うのは、一日単位で実行可能な行動目標を書くということ。
一か月、半年、一年という長期の目標を決めるのはそれはそれで大事ですが、それだけだとたいてい失敗します。
期間が長いと「抽象的な目標」になってしまって、挫折以前になにも行動できないという結果を招くからです。
一方、「1日単位」の目標を設定した場合、これは必ず具体的で小さな「行動」になります。
それならば、実行もしやすいし、できたかできないかも明確に振り返ることができます。
※ちなみに写真の「9時に寝る」というのは、「寝る前についついyoutubeを見てしまって睡眠時間が削られる」といったことがあまりに多かったので、睡眠時間を確保して朝スッキリ目覚めて執筆できるように設定された目標です。
②振り返りをする
そして、①で立てた目標を達成できたか、振り返っていきます。
基本的にできたかできないかは毎日振り返りますが、○×をつけるだけなので疲れていても絶対にできます。
そして、目標を達成できた理由とできなかった理由を見つけて書き込み、それに対するアクションプランも書きます。
写真は「定時後に毎日ブログを書く」という目標を立てたもの。
実際には見ての通り挫折しましたが、その理由を記載しています。
※自分用に書いているのでわかりにくいと思いますが、「毎日定時後に2時間執筆するというのは目標が大きすぎで挫折したので、まずは目標を小さくして5分間書くことを習慣にしよう」というような意味で書いています。
③後で役に立つ事柄(特に成功体験・失敗体験)があれば書く
その他、目標に直接関係しなくても、日常の中で気が付いたことで、
後々役に立ちそうなことがあれば書いていきます。
ちなみにノートの中段は、「いつもは七時間半睡眠だけど、飲み会の日に思い切って六時間睡眠でいつもと同じ時間に起床したけど、意外と普通に作業できた。だから、今度飲み会があって寝る時間が遅くなっても、いつも通りの時間に起きよう」というような教訓です。
まとめ ロイヒトトゥルムを買えば、3000円で人生を変えられる。
というわけで、ロイヒトトゥルムが目標管理ツールとして最適である理由と、その使い方をまとめてきました。
ちょっと大げさかもしれませんが、「ロイヒトトゥルム」には人生を変えるような力があります。
その力は実際に手に取ればわかります。
皆さんがロイヒトトゥルムを使う一助になれば幸いです。