戦後最年長でプロ入り、今泉健司プロの名対局をまとめていく。

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このブログでも度々取り上げている今泉健司プロ。
戦後最年長の41才でプロ入りした異色の棋士です。

もちろんその経歴や人柄も魅力的なのですが、
とにかく「面白い」将棋を指すのが最大の魅力です。

というわけで、この記事では今泉プロの名対局をご紹介していこうと思います。

※随時追記更新していきます。

▲今泉健司四段 △藤井聡太七段 第68回NHK杯テレビ将棋トーナメント 1回戦【先手中飛車】

やはり、今泉プロの対局の中で印象深いのは、藤井プロを破った戦いですよね。

最年少でデビューした藤井プロと、最年長でデビューした今泉プロの対決ということもあり、注目が集まっていました。

戦型は、今泉プロの先手中飛車に対して、藤井七段の居飛車。

中盤、今泉プロが優位に立ち、ほぼ勝勢(評価値プラス1600)というところまでいきましたが、読み切れず弱気な一手(97手目5八金打)がでて逆転。

しかし、そこからが今泉プロの真骨頂。
見事な粘りから、藤井プロの悪手が出て、再び逆転。最後は見事に寄せきりました。

あと一歩のところでプロ棋士に届かず、二度も奨励会を退会しながら、最後にはプロになった今泉プロの人生にトレースしたかのような逆転劇でした。

httpss://www.youtube.com/watch?v=c1Tu0yS7JKg&t=14s

 

▲糸谷哲郎八段 △今泉健司四段 第60期王位戦予選【棒銀】

糸谷プロは、竜王のタイトルを獲得したこともあ流、現役のA級棋士。
いうまでもなく、今泉プロにとっては、遥かな高みにいる「格上」棋士です。

そして、今泉プロは、生粋の振り飛車党。かつては画期的な振り飛車戦術である3二飛車戦法を開発し、升田幸三賞も受賞しました。

そんな今泉プロが、現役A級棋士相手に採用した戦法は、なんと原始棒銀

語るまでもなく、原始棒銀は最も有名な「奇襲」です。
今泉プロはそれをトッププロ相手に採用したのです。

そして驚くべきところは、なんとそれを成功させてしまったところ。
プラス1000点というほぼ勝勢というところまで糸谷プロを追い詰めました。

結局そのあと逆転を許し、対局には負けてしまいましたが、
現役A級相手に棒銀を成功させたのは、もはや快挙とさえ言える出来事だと思います。

httpss://www.youtube.com/watch?v=RvpXuwLZzck&t=339s

 

▲深浦康市九段 △今泉健司四段 第68回NHK杯テレビ将棋トーナメント 2回戦【四間飛車】

NHK杯一回戦で見事に藤井七段を破った今泉プロを待ち受けていたのは、
現役A級棋士の深浦プロ。しかも今回は今泉プロの後手番です。

将棋は、基本的に先手番が有利と言われていますから、不利な勝負になるわけです。

そんな本局で、今泉プロは四間飛車を選択。
(今泉プロといえば、中飛車が有名ですが、実は四間飛車も得意戦法なんですね)

対して、深浦プロは居飛車穴熊を選択。

居飛車穴熊は四間飛車の天敵。しかも深浦プロは居飛車党の本格派
普通に考えれば勝てるはずがない……のですが。

なんとこの将棋は、今泉プロが完璧な指し回しを見せて快勝

「現役A級のトップ棋士の居飛車穴熊に、四間飛車で勝った」という事実は、多くのアマチュア振り飛車党の希望になりました。

httpss://www.youtube.com/watch?v=QFWfIoTFZs8&t=430s

 


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