ポメラ(pomera) DM200を1年半間使ってわかったメリット・デメリット【小説書き・ブロガー必見】


今日はpomera DM200を1年間使ってわかったメリット・デメリットを書いていきたいと思います。

ブログ・小説・レポートなど、文章を書く人間にとって、
pomera DM200は最強クラスの執筆マシンですが、
しかし誰にでもピッタリというようなマシンではありません
お値段も下手なノートパソコンよりも高いということで、買われる方もおいそれと手を出せるものではないと思います。

そこで、私の感じたメリット・デメリットを、購入の参考にしていただければと思います。

メリット1  執筆以外のことができない

「執筆しかできない」ことが、pomeraを愛用する一番の理由だという人も多いでしょう。
言うまでもなく、機能面ではノートパソコンの方が圧勝しているわけですが、
逆にノートパソコンはいろいろなことができてしまうことがデメリットになるわけです。
ネットサーフィンやゲームにわずか一秒でアクセスできてしまうことは、
執筆と言う目標がある私たちには大きなデメリットになります。

一方、pomeraはそんな誘惑とは無縁です。
ひとたび向かえば、文章を書く以外のことはできませんから、執筆に集中できるわけです

メリット2  開いたらすぐに、どこでも執筆できる

端的に言うと、ノートパソコンライクに使用することができる

pomeraはノートパソコンと同じように、自立します
これがsurface等の2-in-1端末や、タブレット各種との最大の違いです。
自立しているので、「膝の上でも使える」し「外付けキーボードをセットする必要もない」。

電車の中でも、飛行機の中でも、喫茶店でも、公園でも、もちろん自宅でも、いつでもどこでも執筆できる。これは文章を書く人間にとってはものすごく大事なことでしょう。

メリット3 常に持ち歩けるサイズ

サイズ感も絶妙。旅行など、荷物が制限される場面でも、このサイズならば邪魔になることはございません。なにせTシャツ1枚くらいの面積で済むのですから。

メリット4 キーボードが素晴らしい

これが、pomeraが人気の理由。コンパクトでありながら、
最高級に打ちやすいキーボードを備えています。
特にノートパソコンのパンタグラフキーボードに慣れている人にとって、これ以上に打ちやすいキーボードはないでしょう。

メリット5 高値で売却できる(20191216追記)

実は隠れたメリットの一つ。
購入してみ、自分に合わないなと感じても「高値で売却できる」こと。

先日ポメラが私のライフスタイルに合わなくなってきたため(後述)売却したのですが、
かなり使い込んで、傷もあるという状態ですが、2万円ほどで売却できました。
売値が3.5万円ですから、悪くないでしょう。

この手のものは、どうしても「実際に使ってみないと自分にフィットするかわからない」ところがあるので、自分にフィットしなかったときに高値で売却できるのは、実は大きなメリットと言えるでしょう。

先日発売されたDM30がDM200とは別の路線の製品であり、DM200の上位互換ではないことがわかったので、これからもしばらくDM200がハイエンドモデルであり続けるということもあって、
中古価格が下がることはないでしょう。

 

デメリット1 タイムリーにクラウド連携できない

pomeraの最大のデメリットがこれ。
DM200には、通信機能がついていて、執筆したテキストをアップロードすることができます。
しかし基本的には一方通行。ダウンロードする機能はありません。
つまり、クラウドのファイルに直接読み込み、書き込むということはできないのです

httpss://www.sotoblog.com/entry/2018/01/23/234034

せめてdropboxのファイルに書き込み出来たら……と願ってやみません(キングジムさん、次の製品ではマジでお願いします)。

ただしMac/IOSのメモアプリとは同期が可能。普段Macを使用されている方には問題にならないかもしれません。

ただ圧倒的にWindows派(というよりはthinkpad派)の私には、クラウド連携機能はないも同然。
pomeraで書いたファイルに、ノートパソコンやタブレット、スマホで追記し、またpomeraで書くには。このクラウドに時代にSDカードでやり取りするしかありません。

※他の端末で執筆でした後、その文章を再びポメラで編集しないなら、アップロードするだけでよいので、SDカードは不要です。

ただし、ポメラ以外の端末で執筆しないというのであれば、さほどデメリットにはなりません。

デメリット2 テキスト内の移動が少しだけやりにくい

マウスや、タッチパネルがないので、テキスト内の移動方法がカーソルに限られます。

これは長い文章を書く上では少しデメリットです。

デメリット3 値段が多少お高い

そして「値段が高い」ということも、デメリットの一つかもしれません。
なにせ、現在でも実売3万円台です。文章を効率よく書きたいという風に本気で考えている人間以外には、おいそれと出せる端末ではありません。

ただし、ノートPCで同じくらい快適な執筆環境(爆速起動・バッテリ長持ち・キーボードのうち心地)を実現しようとすると、
3万円どころか10万円は出さないといけないことを考慮すると、高すぎることはないと思いますが。

デメリット4 パームレストがない

実は個人的にパームレストがないのも、大きなデメリットでした。
普通に机で使用する分にはいいのですが、膝の上で使う場合に、どうしても手首が疲れてしまう。

私の場合電車通勤をするので、膝の上で使うことが多く、
結局パームレストがあるノートPCの方がいいなと感じることが多かったです。

まとめ ブロガー→△、小説家志望→○

ここまでメリット・デメリットを書いてきましたが、
まとめると以下の様になると思います。

長文を書く人(小説を書く人、長文記事を中心にしているブロガー)
→購入すべき

短文のブログしか書かない人
→購入すべきではない(ネットにUPするのが手間だから)

なお、モバイル端末が欲しいブロガーはGPD Pocketをおすすめします。

【20181216追記】僕はポメラを手放しました。

ちょっと前に、DM200を売却しました。

理由は、macbook(12インチ)が、私にとってはほぼ上位互換だと気が付いたからです

大事なのは「私にとっては」というところです。
ここを勘違いしないでください。
今でもポメラは心の底から素晴らしい端末だと思っています
しかし、私のライフスタイルに合わなくなったのです。

というのも、最近私はブログをかなり真剣にやるようになったのですが、
上でも述べた通り、ポメラはブロガーにはあまり向いていない

長編小説しか書いていなかったときは、あまり気にならなかったのですが、
ポメラはネットにつなげないので、ブログ記事を書いても、なんらかの方法で書いた文章をいったんPCに移してやる作業がどうしても必要になる
それがものすごく手間に感じてしまったのです。

macbookならワードプレスに直接書き込んで、そのままアップボタンをクリックするだけでネットにアップできますからね。
それゆえに、今回泣く泣く手放すことにしたのです。

ただ、最後の最後でまらポメラのいいところを見つけたのですが、それが上述の「高値で売れる」こと。
人気の端末なので、2万円弱で売却できました。実売3.5万円なので、差し引き1.5万円。
私はポメラで長編小説二本を書き上げたので、全然元は取れているかなぁと思っています。

最後に

というわけで、ポメラの使用レビュー、いかがだったでしょうか。

ポメラは最初に言ったように万人に必要な端末ではありません。
しかし長文を書く人には必ずや役に立つ端末です。

執筆時の快適さは、他のモバイル端末では得られません。
本気で集中して効率的に長い文章を執筆したいと言う人には自信を持ってオススメします




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