メンズ・ビジネスマン・ミニマリストのバッグの選び方【種類・おすすめのブランド】


バッグは基本的には毎日使うものです。
だからミニマリストにとって「バッグ選び」は最も重要な要素。

そこで、ミニマリストな僕が、これまで試してきて分かった、
ミニマリストはどんなバッグを選ぶべきか」ということについて書いていきたいと思います。

かなりの長文になりますが、ご了承ください。

どのバッグを使うか

まず最初に考えるべきは「どの種類のバッグを使うか」ということでしょう。
僕が今まで試してきたのは、リュック、ナップサック、ボディバッグ、クラッチバッグ、トートバッグなどですが、どれも一長一短

結論だけ言うと僕は「日常ではナップサック、長期旅行ではリュックサック」に今は落ち着いています。

しかし、ライフスタイルによって選ぶべきバッグは変わってくると思いますので、
それぞれのバッグのメリット・デメリットをまとめていきます。

リュック(デイバッグ)

・リュックはとにかく「万能」

「どんなシチュエーションでも使える」のが強みです。

製品さえ選べば、仕事用とプライベート用を兼用できます。
また、容量もあるのでちゃんとパッキングをすれば普段使いから長期の旅行まで対応できます。
なので「バッグはひとつだけにしたい」という人には、リュック以外の選択肢はないと言ってもいいでしょう。

・腰に負担がかからない

また、腰に負担にならないのもリュックの強みです。
みなさん普段意識していないかもしれませんが、体の片方にだけ重さがかかっている状況は、実は腰にめちゃくちゃ悪い。「財布ひとつでも腰を悪くする」と言う話があるほどです。
実際リュックだけを使って生活している私は、試しにボディバッグやトートバッグを使ってみると、露骨に腰に疲労を感じます。

・ものが入っていなくても場所を取るのはデメリット

おそらく他のバッグと比べた唯一のデメリットがサイズ感。
普段は意識しませんが、飛行機やバスで足元に置いたりすると、どうしても邪魔になります。

一方、ボディバッグやクラッチバッグなら膝の上に乗せても全く邪魔になりませんから。
「万能」が必ずしもミニマルとは限らないということです。

ナップサック

・おそらく実用的でかつ一番ミニマルなサイズ

有名なミニマリストの話を聞いても「ナップサックを普段使いしている」という意見はほとんど聞きません。
でも私は実はナップサックこそミニマリストに向いているバッグではないかと思っています。

というのも、ナップサックは基本的にはぺらぺらの布でできていて、骨組みのようなものがありません。
だから、そもそもめちゃくちゃ軽いですし、荷物を少なくすればそれだけサイズも小さくなります。

本体がめちゃくちゃ軽くて小さくて、中身を入れればそれだけ小さくなる。
これをミニマルと言わずして、なんというでしょう。

特に旅行などで乗り物に乗る時や狭いお店に入る時、場所を取らないのでめちゃくちゃ重宝します。

・容量的にはかなりのキャパシティ

入れようと思えば多くの荷物を入れられるのもナップサックの魅力です。
袋状なので、入れるものの形に合わせて膨らんでくれますから、同じサイズのバッグよりは荷物を入れやすいと思います。

私の場合2〜4日の旅行でもナップサックひとつでいけてしまいますね。
(流石に二週間の海外出張となると厳しいでしょうが)

・値段が安い

リュックなどと違って、値段がとにかく安いのもナップサックの魅力です。
有名なブランドのものでも、3〜5千円で変えてしまいますからね。

・ビジネスユースでは使えない

ナップサックの弱点のひとつは、ビジネスで使えないこと。
なので、ビジネスパースンの場合、仕事用には別にバッグをもつ必要があります。

なので「バッグはひとつだけにしたい」という人には向かないでしょう。

・あまり重たい荷物入れると、重たく感じる
ナップサックのもう一つの弱点が、重たいものを入れると重たく感じてしまうということです。
なにせ肩にかかっているのは紐ですからね。
体に食い込んでしまうのは避けられません。

ただし、ミニマリストは荷物を持ちませんから、あまり大きなデメリットにはならないと思います。
(重たくなるほど荷物が必要なら、もうミニマリストじゃないと思います)

ボディバッグ(ショルダーバッグ・ウエストポーチ)

・サイズ感的には最もミニマルだが……

ボディバッグの魅力はなんと言ってもその小ささ。
世の中のバッグと呼ばれるものの中でおそらく一番ミニマルなサイズ感です。

もちろん容量は少ないですが、荷物を厳選すれば海外旅行さえ可能です。

・腰が痛くなる

ボディバッグはサイズはミニマルでいい感じです。
でも、やっぱりリュックと違って、腰への負担はどうしてもあります。

どうせ荷物が少ないから大丈夫でしょ、と思ったのですが、腰は以外と敏感です。
スマホ・財布・UMPC(超小型のパソコン)を入れただけでも、半日で腰が痛くなります。

それゆえ、私はボディバッグを使うことは断念しました。

クラッチバッグ(セカンドバッグ)

・ドレスなアイテム。冠婚葬祭でも使える。

一昔前まで「おっさんが使うアイテム」という印象でしたが、
今では「クラッチバッグ」と呼ばれて、オシャレなメンズが使うアイテムとして認知されています。

「ドレス」なアイテムなので、冠婚葬祭でも使えますし、
私服に使ってもコーディネートを引き締めてくれます。

なんてことないシャツにスキニー、という格好でもクラッチバッグ一つでオシャレになるので不思議なものです。

・腰だけでなく腕にも負担

ただし、クラッチバッグはその性質上、どうしても体に負担がかかってしまいます。
片方持ちなので、もちろん腰にも悪いですし、
腕もすぐに疲れてしまいます。

なので私のようにパソコンを持ち歩くような人間の普段使いには適さず、
冠婚葬祭の時やデートの時など、使えるシチュエーションが限定されますね。

トートバッグ(手さげバッグ)

・実用的だけど。。。

トートバッグは大容量で、かさばらない上に、中身を取り出しやすい。
かなり実用的です。
が、ものを持たないミニマリスト的にはメリットにはなりづらいでしょうか。

・黒いコーデに色を取り入れやすい

シンプルで大人なコーデを目指すと、自然と黒いアイテムが多くなります。
すると、結果的にコーディネートが暗くなりがちです。

そこで、オフホワイトのトートバッグを使えば、簡単に明るさを取り入れることができます。

・MHLのトートがオシャレ

超定番なMHL(マーガレット・ハウエル)のトートバッグがめちゃくちゃオシャレ。
個人的には一度使ってみたいです。

・やはり腰に負担

実用的で、しかもオシャレなアイテムがあるということで、かなりいい選択肢に見えますが、
やっぱりネックは腰への負担。
なにせ片方の肩にすべての重さが集中しますからね。。。
これはミニマリズムは関係ありませんが、
個人的には身体を痛めつけてまで、オシャレをしたいとは思いません。

どのバッグを選ぶべきか

ここまで、各バッグの特徴を書いてきましたが、ここで一旦私の考えをまとめておきます。

リュックが最強

まず言えるのは、やっぱりリュックは最強だと言うこと。
ビジネスでもカジュアル、普段使いから長期旅行までシチュエーションを選ばずに使える。

ミニマリストらしく、カバンを「一つだけ持つ」ならリュック一択でしょう。

ナップサックとリュックの2つ持ちはあり。

別記事でも紹介したとおり、普段使いから短期の旅行くらいなら、ナップサックもかなり優秀です。
普段の身軽さを重視するならリュックとナップサックの二つ持ちは全然ありだと思います。

リュックを選ぶ時のポイント

次に、具体的にリュックを買う場合、どういう基準で選べばいいのかをご紹介します。

①プライベート用とビジネス用を兼用できるバッグを選ぶ

まず一つ目のポイントは、プライベート用とビジネス用(会社用)のバッグを兼用できるタイプを選ぶことです。

プライベートとビジネスでバッグを共有することで、荷物を入れ替える手間がなくなってミニマルです。

後で紹介する具体的なブランド・製品は、いずれもサラリーマンが使えるようなものをご紹介しています。

②公私兼用なら、スタイリッシュなものを選ぶ。

スタイリッシュなバッグを選ぶのも重要です。
というのも、あまりにも「ビジネス感」が強いものは、私服と合わせると違和感を生んでしまうことがあるからです。

 

リュックのおすすめブランド

最後に、具体的にどのブランドのバッグを選ぶべきからを書いていこうと思います。

・ノースフェース(THE NORTH FACE)

近年定番になっているノースフェイスのバッグ。
ただ、街でよく見かけるショッキングカラーを使ったモデルはミニマリストには不向きでしょう。
代わりにおすすめなのが、私も愛用している、Shuttle Daypack Slim。
スタイリッシュで、実用性も高く、とにかく使いやすいアイテムです。
中には仕切りが2枚あるので、PC用や書類・ノートなどを入れやすい上に、
外側にはポケットが上下で二つついているので、小物も分けやすい・取り出しやすい。

また、地味に良いのが、「バッグを背負ったまま、ベルトの長さを調節できる」機能。
最初は「??」と思ったのですが、着ている服や、中に入っているものの重さによって、
ベルトを長くしたり短くしたりできるので、常に最適な長さで「楽な状態」でいられます。

見た目のスタイリッシュさと使い勝手という意味ではこれを超えるバッグはなかなかありません……

ちなみに、このモデルは本当に人気で、サラリーマンでも背負っている人をたびたび見かけます。

先日某BIG4のセミナーに参加したのですが、その時に白髪交じりの「課長級」と思われる人が同じバッグを使っていました。ノースフェイスというとカジュアルブランドの代表みたいなイメージですが、このシャトルバッグであれば、30~40代が背負っても恥ずかしくないモデルだと思います。

・モレスキン

モレスキンといえばハードカーバータイプノートのブランドですが、実はリュックをいくつも発売しています。

ノート同様にシンプルで大人な見た目が特徴。
本皮の製品と、フェイクレーザーの製品がありますが、個人的には取り扱いのしやすさを考えて、
フェイクレザーの製品がおすすめ。
フェイクといっても見た目はかなり高級感があります。

・ポーター/吉田カバン

ポーターといえば、なんといっても紳士にとって定番中の定番のブランド。
ビジネスユースを中心にしたブランドですから、サラリーマン・ミニマリストにはおすすめのブランドと言えるでしょう。

特に3WAY/2WAY製品に強みがあり、横持ちできるタイプを多くリースしているので、
お客さんを訪問するようなビジネスマンでもガンガン使えます。

ただ、ビジネス感が強いものも多いので、バックオフィスで内勤勤めの人は
↓のような、スタイリッシュなモデルを選ぶのもありです。

・アブラサス

アブラサスと言えば、ミニマリスト御用達の「薄い財布」で有名なブランドです。
薄い財布は、私も愛用しています

しかし財布だけではなく、バッグもいいものを出しています。

それが「かわるビジネスリュック」

まず機能性が素晴らしい。
仕切りが動くというアイディアが素晴らしいですし、
横持も可能なので、外勤でもバッチリ使えます。

しかも見た目がスタイリッシュで私服でも使いやすい。
まさにミニマリストにふさわしいバッグです。

・無印良品

無印のバッグは数千円で買えてめちゃくちゃリーズナブル。
デザインもシンプルでまさにミニマリストのためにあるようなバッグと言えると思います。

コートエシエル

おそらく世界で最も尊敬されているミニマリストであるスティーブ・ジョブズが愛用したバッグ。
なんと言ってもデザインが特徴的で、無地にも関わらず存在感があります。

ただ、ミニマリストのしぶさんも言っている通り、決して軽いバッグではありません
個人的には荷物が軽くてもバッグが重たくなってしまっては本末転倒な気もしています。

というわけで、ミニマリストのバッグの選び方、おすすめのバッグを紹介してきました。
まずは毎日持ち歩くものからシンプルにして、身軽になっていきましょう!


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