スター・ウォーズで学士号を取った僕が教える、スターウォーズで卒論を書く方法


私はスター・ウォーズ(STAR WARS)が大好きです。
それが高じて、私は大学の卒業論文をスター・ウォーズで書きました。

そこで、今回は、学士(スター・ウォーズ)な僕が、
スター・ウォーズをより深く知る方法、もっと言ってしまうとスター・ウォーズで卒論を書くためのヒントをご紹介していこうと思います。

もちろん、スター・ウォーズで卒論書きたいという方以外にも、
もっと深くスター・ウォーズを深く知りたい!という人にとっても有意義な内容になっていると思います。

スター・ウォーズ(STAR WARS)を研究する切り口

スター・ウォーズを研究しようと思っても、過去の研究がほとんどないため、どういった切り口で研究をすればよいか迷うと思います。
そこで、私がいろいろ検討した結果、「書きやすい」と思った切り口を二つご紹介します。

神話学の視点からスター・ウォーズを解釈する

スター・ウォーズという作品を解釈する際、重要になるのが「神話学」の視点です。
というのも、ルーカスは、神話学に大きな影響を受けて、スター・ウォーズを作成したからです。

ルーカスはは神話学の大家であるジョゼフ・キャンベルと親交を持ち、
キャンベルの著作『線の顔を持つ英雄』がなかったら、スターウォーズは完成しなかったとさえ言っています。

ですので、キャンベルの研究は、スター・ウォーズ研究においては、最重要な周辺知識になってきます。

心理学の視点からスター・ウォーズを解釈する

スター・ウォーズを研究するうえで、もう一つ大事な視点。
それが「「精神分析」「分析心理学」といった「心理学」の視点から解釈するということです。

ルーカスが影響を受けたキャンベルの研究の土台には、
「精神分析」や「分析心理学」といったその当時の心理学があります。

つまり、
心理学(ユング・フロイト・ラカン)

神話学(キャンベル)

スター・ウォーズ(ルーカス)

という流れがあり、
キャンベルの研究を理解するためにも、スター・ウォーズのストーリーを理解するためにも、心理学の知識が必須になってくるわけです

読むべき文献

ここからはスター・ウォーズ研究の参考になる書籍を紹介していきたいと思います。

スター・ウォーズの心理学Q&A50  精神科医が読み解くサーガの秘密

こちらは本格的な研究書ではありませんが、
「スター・ウォーズと心理学・神話学の視点から見る」ということが体感できる、地ならしにピッタリの一冊になっています。

千の顔を持つ英雄

ルーカスが大きな影響を受けたと公言する一冊。
いわば、スター・ウォーズの元ネタ集

文章が難解ですが、一読して、その後は辞書的に使うのが良いと思います。

神話の力

キャンベルの代表著作。
『千の顔を持つ英雄』に比べれば読みやすいので、一読をオススメします。

 

寝ながら学べる構造主義

スター・ウォーズとは少し離れてしまいますが、
構造主義と呼ばれる思想について、ザックリ学べる著作。
前述した「精神分析」「分析心理学」(フロイト、ユング、ラカン)は構造主義の流れの中にあるので、彼らの思想を勉強する際の一冊目としてかなりオススメです。

 

ストーリーメーカー 創作のための物語論

「物語論」というのは、簡単に言えば、「いろいろな物語にはパターンがあるよね」みたいな感じの考え方です。キャンベルの神話学もまさに物語論の一つ。
「ストーリーメーカー」は、キャンベルの神話学とを創作活動に生かそうという内容です。

前述したとおり、キャンベルの「千の顔を持つ英雄」はものすごく難解で読みにくいです。
それがこの「ストーリーメーカー」ではわかりやすく解説されているので、
まずは入門としてこちらを読むのもオススメです。

ユング心理学入門―“心理療法”コレクション〈1〉

ユング研究の第一人者である河合隼雄によるユングの入門書。
現代においてユングの思想は、学問としてだけでなく、ハリウッドにおける創作術のベースになっており、その思想を学ぶことはスター・ウォーズを理解するために必須と言えるでしょう。


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